ちびももの発表会、ちょっとだけ余談 [こども]
今週末はちびもものピアノの発表会だった。曲目は「エリーゼのために」。
2年生で手が小さいちびももには、かなり高度な曲だったから、8月から練習を続けていた。
いつもは、楽譜を見直すこともなくへっちゃらな感じのちびもも。今回は、出番前にも楽譜を見直したりして。
そんな姿が頼もしくて愛おしかった。
本番はちょっとつっかえたりもしたけど、今のちびももの実力をちゃんと出し切っていたと思う。
何より、強弱をしっかりつけて、ちゃんと曲調を表現できていた。
今まではどちらかというと、リズムあわせがあ楽しくて理系なピアノの弾き方だと言われていたちびもも。
ゆえに、ある程度弾けるようになると飽きてしまって、表現力まで突き詰めることもなかった。
今回の発表会では、すごく成長したと思う。
ピアノはもう、ももんがよりも上手。運動神経もももんがより良さそう。子供としてはかなり我慢強い。
毎日こつこつ努力するし、言われなくても宿題とかはきっちり素早く済ませている。ももんがにはなかった要素。
お勉強・絵は(小学校時代だけに特化すれば)どっこいどっこい。
客観的に見て、すでにももんがはちびももに追い越されている。
最近、ちびももに「ママは何が得意だった?」と聞かれる。
で、正直に答えている。
「運動もピアノもちびもものほうがよくできてるよ。宿題もちゃんと自分でするし、小学校の時のママよりちびもものほうが
偉いなあって思うよ。お勉強は苦手じゃなかったけど、今のちびももと変わらないかな。
今得意なことは・・・何かなあ。お料理は苦手じゃないし、PCとか機械触るのも苦手じゃない。それくらいかなあ。
これはちびもももきっと得意になると思うよ」
子供と昔の自分を張り合ってしまうよりは、子供のいいところ・得意分野をおだてて伸ばせる存在でいたいかなあ。
(ひがんで負け惜しみ言ってるみたいだけど、そうじゃないんですよ)
ももんがは、自分が小さいときに「お父さんもお母さんも運動はできたのに」とか「もっと勉強してたのに」とか
言われるのが嫌だった。姉弟・いとこと比べられるのなんて最悪だって思ってた。
誰がどうみても、親せきの中ではももんがが一番不出来。子供心に、つらかった。
外で褒められても家族に認めてもらえなければ意味がないのに。
だから、ちびももにはそういうことは絶対言わないようにしようって思ってる。
できても、できなくても、頑張ってるありのままのちびももが大切なんだって毎日伝えてる。
あ、ももんがにも誰にも負けないが」ひとつだけ(^o^)
「ちびももを大切に思う気持ち」
「理系なピアノの弾き方」というのはとても面白い表現ですね。私にも成長したちびももちゃんの「エリーゼのために」が聞こえてくるような気がします(幻聴でしょうか)。
誰かと比べるというのは、ほんとうに意味のないことだと思います。一人一人の性格や得意不得意、成長に掛かる時間、全部違います。私の弟は私と比べられて辛かったと言ったことがありました。知りませんでした。弟、妹というのは常に上と比べられてしまうんでしょうか。もうすぐ終わる「カーネーション」でも、三女の苦悶が描かれていました。
幸福は誰かと比べて測るものではなく、自分が心で感じるものだと思います。ももんがさんに見守られて、ちびももちゃんは心豊かな人間に成長すると信じています。
by 雀翁 (2012-03-12 12:00)
雀翁さま
幻聴でないならうれしいのですが(^_^;)
聞こえてくるエリーゼのためにをちょっと大雑把にした感じがちびももの曲だと思っていてください。
この音符の中に左手のこの音符が入って、ここの間にこの音符がはまりこんで・・・・っていうのを楽しんでいるようです。それを先生は理系なピアノの弾き方だとおっしゃってました。
本当に理系かどうかはわかりませんが、確かに、さらっと弾けるようになると飽きて新しい曲に勝手に挑戦するようなところがありましたから、今回の変化は大きな成長だと思っています。
誰かと比べると焦るんですよね。そうすると、結局親の焦りに子供が振り回されることになりますから、そうならないように気を付けたいと思っています。
by ももんが (2012-03-13 08:02)