ちょっと笑えたちびもも [こども]
学校から帰宅したちびももを公文に送る途中で、ももんが実家に用事で寄ることになっていた。ちびももを急いで着替えさせて、おやつを食べ終わってすぐに、出発しようと外に出た。ちょっと先にでたちびももが言った。
「ママ、ゴキブリ」
「え???どこに???」
ちびももが指差したのは車を置いてる車庫エリア(思いっきりただの外)。しかも、ゴキブリは5mmほどのヤツ。なんだあ(^.^)といいながら、一瞬迷った。こいつが家の中に入って来たらあっという間に50匹・・・。で、かわいそうだけど踏みつぶしてしまおうかと思って足をゴキの上にのせようとした瞬間
「え・・・(T_T)」
ちびももの悲しそうな声。で、確かに家とは違う方向に逃げてるし・・・ということで、足を戻して逃がしてやった。ヤツは元気に逃げて行った。で、車に乗り込んで出発した。話しかけても無視するちびもも。
「ママがさっき家でいろいろ口うるさかったからすねてるの?」 首を横に振る。
「嫌なこと学校であったの?」 首を横に振る。
「黙っててもわからないよ。怒らないからちゃんと言葉で説明してよ」
「・・・・・・・・ゴキブリつぶした(T_T)(つぶやくように)」
「ゴキブリ?つぶしてないよ。ギリギリでやめたから元気に逃げて行ったよ」と言いながら吹き出してしまった。「世界中探しても、ゴキブリを退治しなかったと怒る人は山ほどいても、ゴキブリを退治しようとしたって怒るのはちびももくらいだよ。優しくていいことだけどね。ちびもものそういうところ好きだけどさ。わははは・・・・」つられてちびももも吹き出した。
で、公文の帰り道、学校であったクラスのお楽しみ会で、ちびももが急遽先生が提案した合唱の伴奏をしたらしく(合奏した曲をクラスで歌いましょう、となったらしい)、「急な話だったのでみんな歌詞がわからなくてワンコーラス目の途中から歌が聞こえなくなって、ちびももの伴奏のみになっっちゃったんだよ」と教えてくれた。曲名は「山の音楽家」。ちびももはフルコーラス歌えるはずだったのになあ、と思って聞いてみた。
「ちびももが伴奏弾きながら歌えばよかったんじゃない?」
「ちびもも、弾きながらしゃべるのは無理!」
その断言の仕方が、もう本当に無理(>_<)!って感じで、吹き出して大笑い。
「ちびもも、それじゃあ憧れのアンジェラ・アキみたいにはなれないよ~」と言いながら笑いが止まらない。
ちびももも大笑いしながら説明してきた。
「しゃべるなら、弾くのを一瞬やめないと無理なんだもーん」
確かに、家でピアノを弾いているときに話しかけると、必ず弾くのをやめてから答えるわぁ!と思い出して、何だか二人でまた大笑い。で、家まで二人で「山の音楽家」を歌いながら帰った。今日は朝からうれしいこともあったりで、何だか元気が出てきた。がんばるぞ!
えー、えー、ももんがってばとっても単純ですけど、それが何か(ー_ー)?!