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絵本「スイミー」と料理の壁 [趣味]

最近、料理がうまくいかない。普通に作っているのに、味見をしてちょっとちょっとと調味料を足すうちに、びっくりするほど味付けが濃くなっていたり、誰かのレシピを見て作っても、イメージ通りの味にならない、とか。こういうこと、今まであんまりなかった。適当に作ってもなんとなくおいしくできてたし、新しいレシピも、イメージした通りの味で出来上がっていたのに。

先日、久しぶりにももんがの両親が我が家で食事を食べることになって、献立を考えて、忙しい日だったから昼間から準備して段取りよくできていた。夫が自分が釣ってきて冷凍保存していた川魚の塩焼きを七輪で焼くと言い出して、ちょっとばたばたになったけど。でも、この日もなんだか味付けがみんな濃くなっちゃって。

昨日母に会ったら、「この前はごちそうさま(^.^)」と言ってくれたので、「あー、でもなんかしょっぱいメニューになっちゃってごめんね」と言ったら、「うん、そうね。お父さんと、凝った料理を作ってくれてたけど野菜が少なかったし、全体的に味付けが濃かったなあって話してたのよ。」と言われて、かなりショック。でもその通りだったので、「うん、そうだよね。ほんとごめんね」と言って帰ってきた。昨日はちょっとしょんぼりすることが続いていたから、余計に母のアドバイスがこたえた。

特に凝った料理も作っていなかった。でも、少し前に夫にも「凝りすぎだ。普通でいいんだよ!」と言われたことがあった。うーん・・・。普通に作ってるのに。でも、普通に作ってるものもなんだか「味が薄い」とか言われたりしていたから、だんだんわからなくなっちゃったのかな。夫の好き嫌いが比較的多くて、食事への文句が多いほうなので、夫が苦手なものをあまり出さないようにしてきたけど、ちびもものためにはそれはよくないと少し前に気が付いた。ちょっと苦い野菜も苦手な味付けも、少しずつでいいから覚えてもらって、大人になった時にいろんな味をおいしいと感じて食べれる女性になってもらいたい。そういうことも重なって苦手なものを食べやすくしようとか、野菜を実はたくさん食べてたみたいにしてやろうとか考えすぎて、味付けも複雑になってしまっていたのかも。しばらくは薄味でシンプルな料理を心掛けよう。

今までがなんとなく適当にしてそれなりに作れていたから、それに甘んじてしまっていたと思う。シンプルででもおいしい料理・・・。実はとっても難しいことなんだなあ。ま、ぼちぼちがんばろ。

スイミー.jpg昨日、本屋さんで見つけた絵本「スイミー」。小学2年の時の教科書に載っていて、大好きなお話だった。小さな赤い魚たちのなかに、一匹だけまっくろで誰よりも泳ぐのが早いスイミーが主人公。大きなマグロに食べられないように知恵をしぼって、みんなでくっついて泳いで大きな魚のふりをして、大きなマグロを退散させるというお話。

ぼくがめになろう.jpg大好きなシーン。みんながきれいに魚の形の群れになって泳げるようになったときに「ぼくが めに なろう」と、真っ黒なスイミーが言う。このセリフ、ずーーーーと覚えていた。

教科書ではすごく長いお話のような気がしていたけど、絵本で見ると文章がとてもシンプルで実は短いお話だった。挿絵もきれい。レオ・レオニさんという方の絵本。ほかにもいい絵本をたくさん作ってる。日本語訳が谷川俊太郎さんなので、文章もシンプルなのに素敵。実は教科書って、いいお話が載っていたんだなあって大人になって気づいた。ちびももの教科書も、また読ませてもらおう(^.^)


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